納涼祭とは何をするもの?どういう意味がある?いつから始まったの?

夏になると、「納涼祭」と呼ばれるお祭りが行われることがあります。
地域や勤務先などで、準備に駆り出される方もいるかもしれませんね。

ですが、その納涼祭とは、もともとどのようなお祭りなのでしょうか?

今回は納涼祭にまつわるアレコレについて調べてみることにしました。

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納涼の意味とは


まず、納涼祭の「納涼」いう言葉に着目したいと思います。
この、納涼という言葉には、どのような意味があるのでしょうか。

納涼には、「夏の暑さをしのぐため、工夫して涼しさを作り出す」という意味があります。

例えば、キンキンに冷えた飲み物を飲んだり、冷蔵庫で冷やしたスイカを食べたりした場合です。
また、水浴びをしてみたり、庭に打ち水をしてみたりしても「涼しさを作り出して」いることになります。

このように、夏の暑さ自体は変えられないけれど、自分の行った行為によって涼しさを感じ、快適に過ごそうというのが納涼の意味なのです。

避暑とは違います


同じように暑さをしのぐ行為として、避暑というものがあります。
これは、夏の暑さを避けるため、涼しくて過ごしやすい気候の土地に一時的に移動することを言うんですね。

ですが、避暑とは、そもそも暑さが少ない土地に移動してしまっているわけで、自ら工夫をして暑さをしのいでるわけではありません。
それに、誰もが避暑地に移動するための余裕というものを持ってはいないですよね。

従って、避暑と納涼とは、厳密に分けて考える必要があることなんですね。

納涼祭はどんなことをするもの?


工夫して涼しさを作り出して暑さをしのぐのが納涼と言いましたが、それをみんなで集まって楽しく涼しさを作り出そうとするのが納涼祭と呼ばれるものです。
その納涼祭の内容ですが、それは納涼祭によって様々で、「必ずしもこれを行う」というものはありません。

例えば、「納涼・盆踊り大会」と称して盆踊りが開催される場合もあります。
ちょっとした縁日のようなものが開催され、屋台の食べ物を楽しむこともあります。

そして、ビヤガーデンへ出かけたり、バーベキュー大会をしたりするのも、納涼祭と言える場合もありますよね。

いずれにしても、納涼祭に「コレ」といった決まりはなく、楽しいひと時を過ごし、しばし暑さを忘れることができれば、それで良いということですね。

納涼祭の行われる時期は?


納涼祭の目的は「楽しいひと時を過ごし、しばし夏の暑さを忘れること」にあります。

ですので、夏の暑さがそれほどでもない時期に開催しても、あまり意味はありません。
具体的には、7月の頭から8月のお盆の時期までに開催されるのが一般的です。

この時期になると夏の暑さもピークを迎え、35℃以上の真夏日になることも珍しくありませんからね。
ただし、お盆を過ぎると暦の上では秋になりますので、そうなると納涼祭は開催されなくなります。

そして、納涼祭を開催する時間帯は、夕方から夜にかけてが一般的です。
この時間帯になると、一日のうちでは比較的気温が下がり、過ごしやすくなります。

そうすれば、より納涼祭を楽しんで、暑さを忘れることができるというわけですね。

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実は納涼祭の始まりは川開きから??


ちなみに納涼祭は、納涼の季節が到来したことを祝う行事で、別名「川開き」とも呼ばれています。

先ほども述べた通り、現代の納涼祭は花火大会やビアガーデン、バーべキューといったイベント色が強くなっています。
しかし、もともと納涼祭は、水辺で行われる川開きの行事として始まったものなんですね。

特に、東京両国の隅田川で行われる川開きは有名で盛大を極めました。
もともと江戸時代には、旧暦の5月28日から始まり8月28日まで続く、「夕涼みの期間」の初日に行われるものとして開催されていたようですね。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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