登山計画書とは?登山に必須!知っておきたい書き方と届出先

登山をするためには、事前に登山計画書(登山届)を記入し、しかるべきところに提出しなければなりません。
これは、山に登る以前の、基本中の基本と言っても良いことだと思います。

とはいえ、「登山計画書なんて何のために書くの?」「登山届には何を書けばいいの?」と思ってしまう方もいるかもしれません。
そこで今回の記事では、登山計画書とは何なのかについて掘り下げたいと思います。

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登山計画書は何のためにある?


そもそも登山計画書は何のためにあるのでしょうか?
「登山をする上のマナー」と言ってしまえばそれまでですが、本質はもっと深いところにあります。

1.無計画な登山の防止


登山届は、しっかりとした計画が無いと書けないようになっています。
単に「○○山へ登山します」といった書き方だけでは足りないのです。

きちんと「○○山の南側の登山道からから入って・・・尾根を抜けて・・・」といった細かい点まで書かなければなりません。
つまり、「きちんとした計画がなければ書けない」ようになっているんですね。

これは言い換えれば、無計画な行き当たりばったりの登山の防止につながっています。

無計画で行き当たりばったりな登山の危険性は、素人でもわかります。
つまり、登山計画書を記入する事は、行き当たりばったりによる危険の発生の防止につながっているのです。

2.メンバー全員で登山の情報を共有するため


「登山の計画はリーダーだけが知っている」ようでは、万が一はぐれてしまった場合などに事故に発展する可能性があります。
しっかりとした登山計画書を作り、それを共有する事で、全員が行動予定をしっかりと把握する事ができます

3.緊急時の捜索活動のため


万が一に緊急の事態が起こってしまった場合を考えます。

登山計画書が提出されていれば、「どこの登山道から入山したのか」「どこに泊まる予定なのか」「どういう装備を持っているのか」といった登山者に関する情報がわかります。
そうすれば、捜索する側としても、範囲を絞って迅速な捜索活動を行うことが出来ます。

もしも登山計画書が提出されていなかったら、捜索範囲の特定だけでも膨大な時間を費やしてしまう事になります。

登山計画書の書き方、こんな事項を書きます


登山には登山計画書の届出が必須

登山計画書には、以下のような事項を記入します

<目的>
何のために山に登るのかを記入します。

<救援体制>
山岳会などに所属していて、万が一の時に救助に駆けつけてくれる人がいれば、「あり」に○をします。
そういった組織に未加入の場合は、「なし」に○をつけます。

<メンバー氏名>
誰と誰が山に入ったかを明らかにする項目で、非常に重要な項目です。

<緊急連絡先>
万が一の場合、誰に連絡するか、その連絡先を書いておきます。

<ルートの概況>
この部分には、どこを通る予定なのかをしっかりと明記します。
これによって、万が一の場合は、捜索範囲を大きく絞る事ができます。

<下山時刻>
これも必須の事項です。
下山時刻をかなり過ぎていた場合、捜索活動を行うかの判断基準になります。

<装備>
どのようなものを持って行ったかを明らかにするために記入します。

実際の登山計画書については、私の住んでいる長野県のホームページが詳しいので、そちらも参照してみてください。

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登山計画書の届出先


登山届ついては、登山先の山を管轄する警察署に提出します。
提出方法については、以下ような方法があります。

1.登山ポストに提出
2.FAXや郵送で提出
3.メールで提出


1.登山ポストに提出


ある程度メジャーな山であれば、登山道の入口に「登山ポスト」が設置されています。
あらかじめ記入した登山計画書を、入山直前に「登山ポスト」に投函する方法です。

2.FAXや郵送で提出


直前で登山ポストに提出するよりも、先に提出しておいた方が安心かと思います。
提出先の警察所については、あらかじめインターネット等で調べておきましょう。

3.メールやインターネットで提出


紙による登山計画書よりも手軽に届出がおこなえるようにと、メールやインターネットによる提出が行える警察署も増えました。
今後も、メールやインターネット提出に対応した警察署は増えていくと思います。

せっかく手軽に登山計画書の提出が行えるのですから、しっかりと提出したいところです。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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