牧師と神父の違いは何?結婚式で登場するのはどちら?

皆さんは、牧師と神父の明確な違いをお分かりでしょうか?

ほとんどの方は「そんなん、わからないよ!どっちもキリスト教の司祭じゃないの?」というのが正直なところでしょう。
もちろん、私もそうでした。

しかし、調べてみると、牧師さんと神父さん。
実のところは全く違うってのがわかりました。

では、ちょっと詳しく見ていきましょう。

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牧師とは


「牧師(ぼくし)」とは、キリスト教のプロテスタントの教職者(教役者)の呼称です。
牧師というのは職名になり、地位は各教派によって異なります。

牧師は一般信徒と同じ立場になり、按手礼(あんしゅれい)を受けて聖職につきます。


※按手礼
学びと経験を経て、牧師としての働きを十全に果たすことができると
認めたものに対して、祝福を祈り、働きの権能を委託する儀式のこと


ちなみに牧師とは「羊飼い」という意味なんですね。
これは、キリストが、自分自身を羊飼い例えたことに由来すると言われています。

気になる牧師さんのお仕事には、礼拝を実施するといったものがあります。
ちなみにプロテスタントの礼拝は、説教が重要な要素らしいですね。

では、どうやって牧師になるの?ということですが
通常の場合、牧師は他の牧師からの推薦で、神学校に行き、そこで学んで牧師になれます。

そして、牧師は結婚をする事も出来ますし、階級もなく、女性の牧師さんもいらっしゃるのが特徴です。

神父とは


牧師と神父の違いとは

「神父(しんぷ)」とは、カトリック、またはロシア正教における聖職者のことです。
神父は正式な職名ではなく、カトリック教会で、司祭に対して呼びかける時に使われる敬称です。

神父さんの服装についてですが、同じカトリックでも、オーストリア、ドイツ、ポーランドでは、多少の違いがあるようです。
ただ、典礼以外ではローマン・カラー(カトリックの司祭の服に用いられる幅が広い襟)の衣類に、スータンを着用しているのが共通です。


※典礼
カトリック教会の用語で、ギリシャ語で「公共の事業」「公衆の名で、あるいは公衆のために行われる奉仕」を意味する。定まった儀式・儀礼あるいはこれを司る役の事を指す。


※スータン
外衣を意味するイタリア語の sottanaに由来するフランス語です。キリスト教聖職者が日常着用するくるぶしまでの黒い長衣の事をいいます。


なお、神父さんは結婚について厳しい戒律があります。

基本的に、神父として聖職者の地位についた以後は、結婚することができません。
神父になる前に結婚していた場合は、そのまま妻帯も許されるようですが・・・

この点、神父さんより牧師さんの方がオープンなのかなと思います。

それでは結婚式に登場するのは?


近頃では、教会やチャペルで結婚式をされる方も多くなり、愛を誓う人も増えています。

結婚式を司るのは、神父さん?牧師さん?
気になった事はありませんか?

この点、
まずは、挙式を挙げようとする新郎新婦がキリスト教の信者かどうかで変わって来ます。

カトリックの場合は、「結婚は一生に一度のとても重要な儀式で神との契約」と考えます。
そのため、カトリックでの挙式望むならば、先に洗礼を受けて信者になる事が必要になるのです。

このカトリック式の結婚式を挙げる場合に登場するのは、当然、神父さんということになりますね。

ただ、日本で、結婚式を挙げられる殆どの方は、キリスト教徒というわけではないと思われます。
その場合、対応していただけるのはプロテスタントの牧師さんという事になります。

プロテスタントの場合は、教会以外の場所でも結婚式を挙げても大丈夫なのですね。
そのためガーディンウエディングなど、教会以外の場所での挙式ができるのです。

そういえば、私の従兄弟も、牧師さんのお導きにより結婚式を挙げていましたしね。

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自分でバーができるのは牧師


ここから、ちょっと余談を・・・

実は、牧師さんがバーを経営しているのです!

そのバーは、東京にあり、
現役の牧師さんがカウンターに立つバーとして、ネットで話題が出てきています。

何を隠そう、私もそのバーを実際に訪ねた事が有ります。

牧師バー@東京四谷|酒場の教会で説法に酔う

全くキリスト的な雰囲気はなく、宗教を超えて、とても心地良い空間を過ごせましたよ!
興味のある方は、覗いて見るのも有りかもしれませんね。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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