台風は号数をどう決めてる?最高は何号になるの?


「大型の台風10号が、日本列島に上陸の見込みです。」

毎年、夏も半ばを過ぎてくると、天気予報ではこんな感じに台風情報が伝えられますよね。
夏の後半から秋の前半にかけて、ほぼ毎日のように台風のニュースを目にします。

ところで、この台風の○号の号数は、どのように決まっているのでしょうか?
そして、号数は最大で何号くらいになっているのでしょうか?

今回の記事では、台風の号数の決まり方やその意味について見ていきたいと思います。
また、年間でどのくらいの台風が発生するかや、日本に接近する数についても触れてみます。

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台風の名前の付け方とその意味について


日本にやって来る台風には、台風○号と数字が入っています。
例えば、台風7号とか台風13号といった感じで呼ばれますよね。

実は台風の名前の付け方には、「番号方式」「リスト方式」の2種類があります。
そして日本は番号方式を採用していることから、台風に号数が付くというわけなのです。

番号方式とは


日本における番号方式は、1年の1月1日を基準としています。
そして、日本より南で発生した台風について、順番に号数を付けていくのです。

例えば、元旦の日を基準として、8番目に発生した台風は台風8号となります。
これが台風1号であれば、1年のうちで初めて発生が確認された台風のことなのです。

そして、台風が発生したか否かについては、気象庁が判断する基準を定めています。
熱帯低気圧が北西太平洋(赤道より北で東経180度よち西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)が17m/s以上のものが台風であるとしているのです。

この基準に従って、台風が発生したか否かを気象庁が判断します。
そして、気象庁が海上に台風の渦があると確認すれば、台風○号と名前を付けるのです。

なお、この号数ですが、私たちがニュースで聞く号数は2桁までになっています。
ですが、もっと専門的な用途では、4桁で表されるのが正式なものなのです。

それは西暦の下2桁と、その発生番号2桁という表記になります。
つまり、2019年の12番目に発生した台風は、「1912号」となるわけです。

ちなみに、台風の号数は、発生が確認されれば付けられます
日本に上陸するか否かについては関係がありません。

台風のうち、1号や2号といった早い番号のものをニュースで聞かないのはこのためです。
早い番号の台風は、南方の海で発生しますが、日本に接近する事は少ないのです。

リスト方式とは


アメリカなどでは、台風に「アイリーン」や「ジェーン」といった名前が付けられますよね。
これは、アメリカが台風の名前の付け方に、「リスト方式」を採用しているからです。

リスト方式を採用する国の場合、あらかじめ決めておいた「台風の名前リスト」が存在します。
そして、台風が発生した場合、このリストの中から順々に名前を選んでいくのです。

この名前リストは、世界の気象機関が設置する委員会であらかじめ決定されます。
そして名前リストは、台風の発生地域ごとに定められていて、リストを管理する機関も決められています。

ちなみに、世界の国々を見てみると、日本のように番号方式を使う国より、リスト方式を使う国の方が多いようです。
台風を区別するという点では、名前が印象に残りやすいリスト方式の方に利点があるということなのでしょう。

台風は最高で何号まである?


台風が発生した回数は、その年度によって大きな違いがあります。

台風発生の回数が最も多かったのは1967年で、実に39回も台風が発生しました。
ちなみに2番目に多かったのは36回の1971年と1994年です。

逆に台風発生が最も少なかったのは、2010年で14回となっています。
そして2番目に少なかったのは、16回の1998年です。

幅はありますが、大体の平均では、25回前後が台風発生の回数となっているようです。

そして、台風が日本に接近する数にも、大きな違いがあります。

台風接近が最も多かったのは1960年、1966年、2004年の19回です。
そして2番目に多かったのは、2012年の17回になります。

逆に接近数が最も少なかったのは1973年で、4回となっています。
その次に少なかったのは、1995年の5回という回数です。

こちらも接近数に幅はありますが、平均すると接近数は10回くらいになっているようです。

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まとめ


台風○号という言い方は、その年に発生した台風の順番を示しているということがわかりました。
そして、どちらかというと番号方式は、世界的には少数派であるということもですね。

日本に来る台風の数は、年によってバラツキがあります。
ですが、毎年それなりの数の台風が、日本列島に接近してくるのです。

最近では、普段と違う動き方をする台風も観測されています。
そして、ひとたび上陸すると、大きな被害をもたらすケースがあります。

台風関連のニュースからは、目を離すことができませんね。

今回の記事では、台風の号数の決まり方や、年間の台風発生数について見てみました。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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