「ピッツァ」と「ピザ」の違いってなんでしょうか?
「何となくピッツァって言った方がカッコイイ!」くらいの認識しかなかった私ですが
調べてみると、この2つは全く別のものと言っていいくらいの違いがあるのがわかりました。
そこで今回の記事では、「ピッツァ」と「ピザ」の違いについて、まとめてみました。
ピッツァはイタリア!
ピッツァとピザのうち、最初に誕生したのはピッツァの方です。
16世紀のイタリアで「フォカッチャ」に似たパンを元にして生まれたという説が有力です。
このイタリアのピッツァは、石窯で焼いたものだけをピッツァと言います。
高温の窯を使うことによって短時間で焼き上げられるので、表面はカリッと、中はもっちりに仕上げられます。
ピッツァには、トマトソースを塗ったり、チーズをのせたり非常に多くのバリエーションが存在しているのは、皆さんご存知の通りです。
そしてピッツァは、基本的に1人で1枚を食べるものとされています。
そのため、焼きあがったピッツァに切れ目を入れたりはしません。
各自がナイフとフォークを使って、切り分けながら食べていくというスタイルですね。
ピザはアメリカ!
ピザは19世紀の後半、イタリアからの移民によって持ち込まれました。
当初はイタリア移民だけが食べていたようですが、徐々に国民食として広く普及していきました。
そして、その過程で、イタリアのピッツァとは違う、独自のスタイルを確立しました。
アメリカのピザは鉄製の大きなオーブンを使って焼き上げられます。
石窯でしか作れないピッツァと比べると、家庭でも手軽に作ることができますね。
ピザはピッツァに比べ、生地も厚くてふわふわしているのが特徴です。
この厚めの生地に、バリエーション豊富な具材をたっぷり乗せて楽しむのもピザの特徴です。
こうして作られるアメリカのピザは、イタリアのピッツァと比べて直径も大きくなります。
これをピザカッターで切り分けて、複数人でシェアして食べるのがアメリカのピザです。
そのため、焼きあがったアメリカのピザには、切れ目が入っているのが普通です。
これを手で取り分けて、ワイワイやりながら食べるのがアメリカのピザなんですね。
箇条書きにしてまとめると
ピッツァとピザ、それぞれの特徴を見てきましたが、箇条書きにしてまとめると以下のようになります。
発祥
ピッツァ:イタリア
ピザ :アメリカ
生地
ピッツァ:薄め
ピザ :厚め
焼き方
ピッツァ:石窯
ピザ :オーブン
直径
ピッツァ:小さめ
ピザ :大きめ
食べ方
ピッツァ:ナイフとフォークで1つずつ
ピザ :切り分けたものを手づかみで
こうしてみると、ピッツァとピザでは、細かい部分がいくつも違っていることがわかりました。
私はどちらかというとアメリカのピザ派ですが、皆さんはどちらが好みでしょうか?
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。