クラゲに刺された!慌てず処置は落ち着いて、やってはいけない行動とは?


ゆらゆらと幻想的な姿で波間を漂うクラゲは、水族館で見ている分には美しく感じます。
ですが、海水浴のさなかに、実際に出会ってしまった場合には大変です。

毎年、お盆過ぎくらいから、日本の海にはクラゲが大量発生してきます。
高い海水の温度とも相まって、クラゲは10月ごろまで活発に活動するんですね。

万が一、こうしたクラゲに刺されてしまった場合は、どうすればよいでしょうか?
クラゲに刺されてしまった際に行う処置と、やってはいけないNG行動についてまとめてみました。

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クラゲに刺されたらこんな症状が


クラゲに刺された時の症状は、そのクラゲが毒性の強いものか弱いものかによって変わってきます。
もちろん、刺された人の個人差により、毒性の弱いクラゲに刺されても、全身に酷い症状が出たりといったことはあります。

いずれにしても大切なのは、早めに病院に行って、適切な処置を受けることです。


1.毒性の弱いクラゲに刺された時の症状

・チクチク、ピリピリとした軽い痛み
・刺された箇所のかゆみ
・刺された箇所がミミズ腫れになる
・刺された箇所に水ぶくれができる
・刺された箇所が熱を持ち、軽い火傷のようになる


2.毒性の強いクラゲに刺された時の症状

・電気ショックのような激痛が走る
・吐き気
・頭痛
・全身の倦怠感
・呼吸困難に陥る

これに加えて、毒性の弱いクラゲに刺された時の症状も加わります。

クラゲに刺された時の処置方法


クラゲに刺された時の処置は落ち着いて

クラゲに遭遇しないのが一番ではありますが、それでも刺される時は刺されてしまいます。
そうした時に、どのような行動をとれば良いのかまとめてみました。

1.海から出る


「クラゲに刺された」と感じた時は、とにかく海から上がるのが第一です。
クラゲは1匹だけではないでしょうから、そのまま海の中にとどまる事は、更なる被害を受けることにつながります。

そして、毒性の強いクラゲに刺された場合、呼吸困難からパニック症状を起こしてしまうことがあります。
その場合の二次被害を防ぐためにも、速やかに海から上がるようにしましょう。

2.触手を剥がす


患部にクラゲの触手が絡みついている時は、これを剥がします。
ただし、この時は絶対に素手で剥がしてはいけません。

タオルやシャツ、ビニール袋といったものを活用し、素手で触らないようにして触手を剥がします。

クラゲの触手の周りには、目に見えない小さな毒針を備えた刺胞と呼ばれる袋が無数についているんです。
素手で触ってしまうと、この毒針によって被害が更に拡大してしまうからなんですね。

3.患部を洗う


触手を取り除いたら、患部の毒針を取り除きます。
この時に気を付けたいのは、洗う水については海水を使うという点です。

水道水を使いたいと思うかもしれませんが、水道水は海水と浸透圧が違います。
すると、肌に残った毒針や刺胞が水道水の刺激を受け、さらに毒を発射する等の事態を招く場合があります。

ですので、患部を洗う時は、必ず海水で洗うようにしなければなりません。

4.患部を冷やす


クラゲの持つ毒は、温めたり冷やしたりすることで、痛みが緩和されるという特徴があります。

もっとも、温める場合は60℃以上の熱が良いとされるので、現実的ではありません。
ここは、アイスノンや保冷剤という用具を使って、患部を冷やす方が実用的だと考えられます。

5.薬を塗る


市販の薬があればの話ですが、炎症を抑える効果のあるステロイド剤か、かゆみを止めるヒスタミン剤を塗るのも、応急処置として有効です。
もし、薬が無いのであれば、患部を冷やしたまま病院へ直行しましょう。

6.病院へ行く


「症状は軽い」と自分では思っていても、後から重篤な症状が出てきてしまう場合もあります。
自分では判断せず、かならず病院へ行って診察を受けることが大切です。

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クラゲに刺された時にやってはいけない事


先ほどはクラゲに刺された時にすべきことを挙げましたが、逆にやってはいけない事もあります。
そんな「ダメな行動」についてもまとめてみました。

ダメ!その1.患部をこすってしまう


痛さやかゆさのせいで、ついつい患部をこすってしまいたくなります
ですが、皮膚に刺胞や毒針が残っていた場合はどうでしょう?

患部をこすったことによって、更に毒が放出されて、より症状が重くなります。

ダメ!その2.触手を素手で剥がす


クラゲの触手の周りには、目に見えない小さな毒針を備えた刺胞と呼ばれる袋が無数についていると述べました。
触手を素手で触る事は、被害を更に拡大させることにつながります。

ダメ!その3.患部を水道水で洗う


水道水で患部を洗った場合、肌に残った毒針や刺胞が水道水の刺激を受け、さらに毒を発射する等の事態を招く場合があると書きました。
これも被害を更に拡大させることにつながります。

ダメ!その4.何もせず放置する


「多少、ミミズ腫れになったけども大丈夫だな」などと自分だけで判断してしまっては非常に危険です。
先ほども述べた通り、後になって重篤な症状が出てくる場合もあります。

自分で判断せずに、きちんと病院へ行って診察を受けることが大切です。



今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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